平成18年豪雪では、記録的な降雪に見舞われ、集落、旅館及びスキー場や道路を襲う雪崩災害が頻発したほか、長期にわたる住民避難及びアクセス道路寸断による集落の孤立化が全国的に多発し、社会的に大きな問題となりました。なかでも、集落を襲った雪崩災害により20年ぶりに尊い人命が失われ、あらためて雪崩対策の重要性が認識されました。
近年では、既存工法で対応できない現象も発生しており、ハード対策に加えてソフト対策の充実も求められています。また、20年近く少雪化傾向が続いていますが、広域にわたり豪雪が発生した場合に適切な対応が迅速にとれるようあらかじめ備えておく必要があります。
こうした状況を踏まえ、最近の雪崩災害の特徴と対策、最新の研究成果等について理解を深めることを目的として、下記のとおり本セミナーを開催します。
日時: 平成21年12月1日(火) 13:30~16:00
場所: 山形市保健センター 大会議室 (山形市城南町1-1-1 霞城セントラル3階)
開催機関: 主催~独立行政法人土木研究所
共催~山形県
後援~国土交通省東北地方整備局(予定)
参加費: 無料
申し込み方法: 参加申し込み用紙に必要事項をご記入の上、平成21年11月19日(木)までに
下記宛てFAXにてお申し込み下さい。
申し込み先
【山形県内の方】
山形県土木部 河川砂防課 砂防・災害復旧室 平まで Fax: 023-625-3866
参加申し込み用紙(PDF)ダウンロード → Download file
【山形県以外の方】
(独)土木研究所 寒地土木研究所 雪氷チーム 松下まで Fax: 011-841-9747
参加申し込み用紙(PDF)ダウンロード → Download file
プログラム:
13:30~13:40 開会挨拶
13:40~14:20 【講演】
「雪崩現象の基礎知識」
(独)土木研究所 寒地土木研究所 雪氷チーム 上席研究員 松澤 勝
14:20~15:00 【講演】
「山形県内における雪崩災害について」
(独)防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター新庄支所
総括主任研究員 阿部 修
15:00~15:10 休憩
15:10~15:50 【話題提供】
「豪雪時における雪崩危険度評価手法の検討」
(独)土木研究所 雪崩・地すべり研究センター 研究員 伊藤 陽一
「最近の道路雪崩対策の課題と研究成果」
(独)土木研究所 寒地土木研究所 雪氷チーム 研究員 松下 拓樹
15:50~16:00 質疑応答
16:00 閉会
ポスター(PDF)ダウンロード → Download file
問い合わせ先: (独)土木研究所 寒地土木研究所 雪氷チーム 松下
電話: 011-841-1746, Fax: 011-841-9747, E-mail: snow@ceri.go.jp
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