平成21年7月8日(水)に、国土交通省の平成21年度第1回歩掛・機械費作業班会議においてランブルストリップスの実地調査が寒地土木研究所構内で行われました。本会議は、国土交通本省及び各地方整備局の歩掛担当者が参加し、土木工事標準歩掛や請負工事機械経費積算要領等を協議する会議で、今回は25名が参加しました。
ランブルストリップスは、平成21年度に公共工事等における新技術活用システム(NETIS)の「推奨技術」に全国で初めて選定されました。有用な新技術であるランブルストリップスの活用促進に向けて、実態調査を基にした新技術活用のための歩掛制定が必要なことから、歩掛・機械費作業班との連絡調整のため開催されました。
実地調査は、寒地土木研究所講堂において正面衝突事故対策としてのランブルストリップスの研究開発や施工方法、普及状況、整備効果の検証等について、当所寒地交通チームの平澤主任研究員が講演を行い、その後、構内でランブルストリップスの施工を行いました。その後、会議参加者には試験車両に搭乗し、ランブルストリップスの音と振動を体感していただきました。今回の知見と経験を各地方整備局で伝えていただき、北海道以外の地域で、交通安全対策としてランブルストリップスが普及することを期待します。
実地調査の様子
▲平澤主任研究員の講演
▲施工方法・機械の説明
▲施工直後の状況
▲ランブルストリップスの体験試乗
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