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第9回寒地道路連続セミナー「新潟県中越地震からの教訓」開催のお知らせ


第9回寒地道路連続セミナー

「新潟県中越地震からの教訓」 講演内容について



  • 「中越地震における北陸地方整備局の対応」
    北陸地方整備局 企画部 広域計画課長  坂上 悟 氏

    • 新潟県中越地震は土砂災害による家屋の倒壊、道路寸断による孤立集落の発生、河道閉塞による浸水被害、水田被害など中山間地域や農村地域に多大な被害をおよぼした。
    • この地域は豪雪地帯でもあり積雪期前に道路や住宅等の応急復旧を如何に速やかに進めるか、また春先から円滑な復旧を進めるための調査もあわせて進めることがさしせまっており、整備局管理の施設復旧及び市町村支援などについて報告します。


  • 「住民の視点で見た中越地震と2005 豪雪」
    長岡技術科学大学 機械系 講師  上村 靖司 氏

    • 中越地震被災地を狙い撃ちするように、12月22日に降り始めた雪は予報・予想・期待を裏切り、19年ぶりの豪雪となった。
    • 応急復旧した消雪パイプや機能低下した流雪溝では太刀打ちできず、住民に過酷な雪処理作業を強いた。重い大量の雪は、地震で傷んだ建物を次々と押しつぶした。人身雪害も多発し、26 名が命を落とした。これらの概況を報告する。


  • 「雪氷災害調査検討委員会 道路WG における活動と緊急提言」
    (独)北海道開発土木研究所  松澤 勝
    (独)北海道開発土木研究所  伊東 靖彦

    • 新潟県中越地震は、平成16年10月23日に発生しました。(社)日本雪氷学会と日本雪工学会が合同で立ち上げた「新潟県中越地震・雪氷災害調査検討委員会」では、間近に迫る冬の雪氷災害の危険性を調査し、災害軽減につながる対応策の検討を進め、11月14日に緊急提言を取りまとめた。
    • 道路ワーキンググループにおける活動や検討内容から、道路に関する地震災害と地震発生後予測された降積雪による課題について報告する。


  • 「積雪期・融雪期における道路被災の状況」
    (株)アルゴス 雪氷技術センター 上石 勲 氏

    • 中越地震で大きな被害を受けた道路や道路雪寒対策施設は各機関の努力で復旧が進められた。
    • 本格的な積雪まで2ヶ月足らずという短い期間で各種の仮復旧工法も工夫された。
    • しかし、今冬は19 年ぶりの大雪となったため、地震と豪雪の複合災害により通行障害や雪崩等の多くの障害も発生した。これらの状況と現地の対策について紹介する。



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